やさしいほん

2005年2月2日

学生の頃までは小説を始め、歴史だとか、伝説だとか、文学部らしいセレクトで本を読んでいたけど、社会人になってから、ビジネス書やそっち系の啓蒙書みたいな分野に手を出すようになった。

営業の仕事をしていたときは、「売れる営業はここが違う」みたいなものを、会社を辞めようかどうか煩悶していたときは、いろんな人が人生とか生き方について書いたものを読んでいた。

そういう、子供ではない大人、つまり若者向けな本の中で良いなぁと思うのが、中谷さんの本。といって別に友達ではない。

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今読んでいるのがこれ。この人は手軽に読める分量の本を沢山書く人で、サービスや仕事術、美容、恋愛などが得意分野らしい。美容・恋愛関係の著作はまだ読んでいないけど、仕事系のものはいくつか読んでいる。

中谷さんの本はとにかくやさしい。

まず、文章が平易で「やさしい」。

変なカタカナ用語や熟語が濫用されていないので、気合を入れて読まなくても良い。

文章のスタイルが語り口調で「やさしい」。

「−である」「−だ」と言い切り調でがんがん攻めてこないので、先輩の話に耳を傾けている雰囲気で素直に読める。

話の内容に無理がなくて「やさしい」。

啓発系の本はとにかく発想の大転換(パラダイムシフト。流行りの言葉やね)や生活習慣の抜本的な改革を推奨する。
いきなり明日から朝型生活に切り替えて、あーしてこーして・・・なんて無理。人間は同時に7つ以上指示を出されると、古いものから忘れるようにできている、部分的マルチタスクな生き物なのでございます。

中谷さんの本は、いつもはこう思ったり行動したりしてるけど、ちょこっと変えてみたら?くらいの簡単なことが書いてあって、「あー、じゃあ今日はこれやってみよ」と心がけてみる気になる。ただ、それを毎日やりつつ、一つづつ増やしていくという継続の難しさは残っているけど。

なんとなく前向きになるような余韻があって「やさしい」。

生き方系の本では、あれダメこれダメ、あれやれこれやれ、で「なんだか生きていくのって大変」みたいな気分で終わってしまったりするものもある。
なんか色々書いてあるのに、この人の本は読み終わっても、そういう気分にならないから不思議。「なんだか生きていくのって楽しいかも」っていう気分になる。

鬱になりかかっているときに読むと、ちょっと持ち直すこともある。確実ではないので注意。

そんな感じでやさしい中谷さんの本。

おいらペースで読めば1冊1時間弱で読み終わる。1日1節ペースなら50日で読み終わる。

ちょこっとオススメ。