egbridge、ありがとう

2008年2月6日

エルゴソフトから、書面で事業撤退のお知らせがきました。

Web上ではニュースサイトや、中の人のブログ、Macユーザのブログなどで見て知っていたのですが、改めてお手紙でお知らせいただくと、本当にegword、egbridgeがこれっきりなんだなぁと寂しくなります。

エルゴソフトといえば、ある程度Macを使って来た人なら当然知っているメーカーです。
うちの家はデザイン屋なので、商売上ワープロソフトのegwordよりもegbridgeのお世話になるほうが多かったように思います。
デザイン屋では、文章を組む場合はワープロソフトではなくて、Jeditのようにテキストエディタで文字打ちしておいて、IllustratorやInDesign(昔はQuarkXPressの方が主流でしたね)に流し込む方式ですから。

私も中学校の頃に初めて父の買って来たMac(PowerMac7500/100)が家にやってきた時から、ずーっと入力プログラムはegbridgeでした。

確か小文字表記になったのはOS Xになってからですよね。
ですから、EGBRIDGEという文字面の方が馴染みがあります(笑)。

当時はことえりが今と比較にならないくらいおバカさんで、EGBRIDGEの変換機能の素晴らしさは突出していました。
ATOKは後にもう1台増えた我が家のMac(アイボリーのG3)の方に入っていたのですが、先にEGBRIDGEの変換作法に慣れたわたしにはちょっと使いにくいIMEでした。あと、変換候補がなんか事務用品チックでおっさん臭い奴やなぁと思ったのもあります。

賢いのがいーじーぶりっじで、アホなんがことえり、使いにくいのがえいとっく。

ことえり、ATOKを作ってる方には申し訳ないのですが、子供の頃のわたしの率直な感想です。

社会人になって、3年前に家業のデザイン屋の仲間入りをしてしまった(え?)わたしの目の前に出現したのが、egbridge Universalです。

こいつがまた泣けるほど賢いやつなんですよ。
顔文字のパレットがついてたり、こちらのこれから入力するであろう言葉をガンガン予測していってくれるのですが、それがまたどんぴしゃにハマるんです。
こればっかりは向き不向きもあると思いますけども。

1年くらい前のMacFanで主要IMEの比較特集がありましたが、egbridgeの特徴は短い文章で細かく変換して行くのに向いている、のだそうです。
逆に、ことえりは文をだらだらと書いて行って、最後に変換して行く方が向いているのだとか。

わたしの文章スタイルは、egbridge向きなんですネー。

しかし、当面は今のegbridge Universalを使うとして、OSのバージョンアップだのなんだので現行バージョンが使えなくなったら、ことえりを使うか、ATOKに乗り換えるか、はたまたその頃に出ているであろう他のIMEを使うか、考えないといけません。
これってかなり寂しいことです。

かれこれ15年つき合って来たegbridgeの手触りは、やっぱり離れがたいというかなんというか。
Mac OSだって、OS Xになってからもう何年もたってますし、egbridgeと同じくらい長くおつき合いしているソフトというと、残るはJeditくらいですよ(笑)

正直、とても哀しいし、困ってます。今からことえりに慣れるしかないのかと。

でも、エルゴソフトさんも伊達や酔狂でソフト作ってるわけじゃありませんから、仕方ないなぁという心境です。

むしろ、いち早くCocoaに対応したこと、ユニバーサルバイナリって何?っていう時期にすでにユニバーサルバイナリ化したこと、すっげぇ〜!とこっちがびっくりするような洗練されたインターフェイスで目を楽しませてくれたこと、熟練したマッサージ師よろしくツボを押さえた絶妙な変換の妙を見せてくれたことにたいして、感謝の気持ちでうるうるしています。

ありがとう、egbridge。