リベルタンゴいろいろ

2013年3月14日

花粉症もたけなわな今日このごろですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
鼻はぐずぐず言うわ目もかゆいわで気分的に滅入りますね。
がっつり読書する気にもならないので、晩ごはんを食べた後の眠い時間、iTunes Storeで音楽をプレビュー再生するのが最近のマイブームです。iTSだけではあきたらず、YouTubeにも足を伸ばしたりしております。
買いたい/欲しい曲をがつがつ探すのではなくて、好きな曲のカバーアレンジを検索して聴くだけというヒマなことをしています。
今の課題曲は「Libertango(リベルタンゴ)」。アストル・ピアソラ作、タンゴの名曲です。歌がついているバージョンもあります。めちゃ有名な曲なのでカバーも多くて楽しめますね。ピアソラの曲は他に「Tango Apasionado」も好きなんですが、また追々。
まずは作曲者ご本人の演奏を。

ご本人のも時期によっていろんなバージョンがあるらしく、それを聴き比べても面白そうです。
ヨーヨーマのチェロアレンジ。

これCMか何かで使われてたんじゃないでしょうか。そのせいか、これをオリジナルだと思ってる人も多いみたいです。ヨーヨーマのチェロがさすがというか、ぐっとくる音なのでドラマティックですが、全体を通してみるとちょっと単調かも。
葉加瀬太郎+小松亮太のバージョン。

キレイに都会的にまとまってる感じ。嫌いではないけど、これを最初に聴いても好きになったかどうか、ちょっと微妙。
iTSにも国内海外含めていろんな人のバージョンがあります。
昨日はこのアルバムに入ってた「Libertango」と「Tango Apasionado」が気に入ったので買いました。

タイトルをgoogle翻訳にかけたら「ナンパで1時間」って出て来て「!?」ってなりました。スペイン語って…。
私がこの曲を好きなポイントは、ずばりタンゴっぽさなんです。
タンゴっぽさって言われても「はぁ?」って感じですけど…。
孤独と諦めをベースに、苦悩と情熱を上に乗っけてオーブンで焼いてどろどろになった状態で、相手と自分(男女でもいいしそうでなくてもいい)の間合いを計り合う感じ。余計意味分からんですね、そうですね。
少なくとも、我が国のポップスのように「光が射す方へ」とか「君の名を呼ぶ」ようなものではないです。
例えは意味不明ですが、長所と短所と悩みを持つ人間同士が出会い、コミュニケーションを取る間で発生するなんかこう「伝わるようで伝わらない!うわあぁぁぁん!(ごろごろごろ…」って悶えるようなものが好きなんですよ。
だから、愛してるとか言ってすんなり伝わっちゃうのは味気なくて、どうも物足りない。同じ空の下にいるだけで解決しそうなのとか言語道断ですよ、いやほんまに。
そういう好みの上で色々聴いておりますと、合致するアレンジとそうでもないアレンジと様々でおもしろいですね。