お盆中にお出掛けしたことも書いたし、やっとこの前の週末のことについて心置きなく書けますね。
先週末の8月23日(土)に大阪・本町の中央会計(株)セミナールームで開催された「俺聞け9」に参加しました。
「俺聞け」はウェブをテーマにしたプレゼンイベントで、大阪だけではなく東京でも開催されています。このイベントの最大の特徴は、なんと言ってもその敷居の低さ。
ウェブ系のイベントっていうと技術系でもデザイン系でも、とにかく
- 賢そうだったり
- 難しかったり
- 発表のスライドが無駄に格好良かったり
- 質疑応答も「分かってる」人じゃないとダメな感じだったり
- 総じてレベルの高さを競い合う感じ
…でくたびれてしまうイメージがあります。少なくとも私はそうです。変なこと言うと背後からマサカリでアタマかち割られるんじゃねーの(怖)みたいな。
「俺聞け」の場合は、気楽に参加して「あー、なんか今日は専門外のちょっと良いコト聞いちゃったなー、でへへ」と言う気分で帰れます。そういうコンセプトなのです。
今回は発表をさせていただきました。
同じマスナガさんプロデュースの「関西アンカンファレンス」では数年前に即席でデザインネタをやったと思うんですが、俺聞けでは多分初めてじゃないかと。違ったかな…?
テーマは「いろんな業種のデザイナーがウェブサービスを使って協業っぽいことをしている話」。長い。
良いタイトルが思いつかなかったんですよ!決して手抜きじゃないですよ!
内容は、2010年から参加しているデザインチーム・D×Kにおける赤裸裸なウェブサービス利用の実態です。
あまりに赤裸裸すぎてメンバーに事前に「こーゆーのやるよ」って見せると、外に見せちゃらめぇぇえ!って言われそうだったので見せませんでした。
D×Kのメンバーは、建築・インテリアデザイナー、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー、アパレルデザイナーと言った「いろんなデザイナー」で構成されているため、当然日常業務や制作に使用するアプリケーションもバラバラな上にITリテラシーにもばらつきがあります。
しかも全員が副業状態にあるため、業務命令的強制力が一切発動されない関係性でプロジェクト遂行のためにウェブサービスを使ってリモートワークをしています。かなり効率の悪いことをやってて実際グダグダなことも多いです、でもみんなで力を合わせていろんなものを作っています!(某少年週刊誌っぽくてちょっと恥ずかしかった)という内容でした。
あと、今取り組んでいるヒノキを使ったプロダクトの企画のために「デスク周りで悩んでることありませんか?」という募集告知をしました。
会場では専用メアドを告知しましたが、メール書くの面倒くさいねんっていう人はTwitterの @miki7500 まで@で飛ばしてくださってもOKです。
発表するわたくし。嘘じゃないよ!ちゃんとやったよ!!
今回久しぶりに「俺聞け」に参加して思ったのが、賢い発表率が上がってちょっと敷居上がってないですか…?っていうこと。
いや、良いんですよ。聞く方としては勉強になるし。
でももっと気楽に「これ作ってみたんですけどー!」ってほとんどcss適応されてないhtml丸出しのプロトタイプ以前のウェブサービスを持って来ても受け入れてもらえる、デモやろうとしたらなぜか動かなくても許される、そういう「俺聞け」であって欲しい。ワガママですまん。
そういうゆるーい雰囲気でないと、「初めて来た人」が次に「初めて発表する人」にクラスチェンジしにくいんですよね。つまり、ずーっとお客さんのままなんです。聞くだけの方がラクですよ、いやほんまに。
だけど、そうして万年お客さん状態になってる人の中に「それめっちゃイケてるやん!なんでもっとはよ出さへんの」っていう何かがあるかもしれないわけで。もったいないですよね。
D×Kでもミニイベントみたいなことをやろうという話が定期的に出ます。
私がやだなーと思うのが、壇上に偉い先生に来てもらってすごいカッコいいものづくりの話をみんなで聞いて、すげぇー!って思って終わりのやつ。そういうの別にうちらでやらんくてもよくない?メビック扇町でもやってるし、すげぇー!話見たいんやったら情熱大陸見たらええやん、わざわざ来てもらう意味って何なん?って思うんです。ま、それは追々。
最後に。これは非常に重要なこと、ある意味ではイベント本編よりも重要なことだと思いますので、忘れずに書いておこうと思います。
俺聞けの懇親会はビールの種類が充実してたです!!!
と言っても私ビール飲めないんで関係ないんですけど_(:3 」∠)_
びあー好きの諸兄はイヤッフー!!ってなっててすごい楽しそうでした。びあー好きのIT・ウェブ関係業種の方、そういう業種じゃないけど興味のある方はぜひ参加しましょう。
真面目なこと言うと、Polymer.jsがすんげぇ面白そうだったので時間を見つけて触ってみようと思いました。
※この記事の写真はすべてカメラマン・久岡さんによるもの。「Photography by Kenichi Hisaoka」です。
会場写真も撮って発表もして、八面六臂の大活躍ですよね〜。すごいです(・ω・)