S夫妻結婚披露パーティー

2005年1月10日

昨年末のこと。大学の学園祭実行委員会の情報宣伝局で、一緒にペンキまみれになってたれ幕やら立て看板を作った仲間の一人、むーちゃんの結婚をお祝いすることになった。
年末の29日ということで色々ばたばたしたところもあったけど、なんとかキレイにまとまって、ゲストや新郎新婦にも喜んでもらえたようで良かった。なんだか幹事みたいな言いぐさだけど、幹事は先輩のサイトオさん達なので、私がこういう風に言うのはおかしい。
私は20日頃、当日一人でパーティーを良いように弄ぶ単独司会の大役を任せてもらった。幹事の二人は他にも仕事がてんこ盛りで、ちょっといっぱいいっぱいになりかけていたので、ちょうど良かったらしい。
私は一パーティーの司会くらい楽勝っすよ、ってな顔をしていたけど、実は行きの電車で「幹事がしっかり準備したもんを私がぶち壊したら、新郎新婦の晴れの日に汚点が残ってしまう」と心密かにおびえていた。
前の会社で営業をしていたときに、顧客様御招待会という名のパーティで100万からの高額商品を売り上げる、なんていうことを年8回もやっていた訳だから、パーティは慣れているし、ゲストを呼んでもてなして、という流れ自体は身に付いている。
だけども、今回は仕事ではない。友達の結婚披露パーティである。フォローしてくれる上司もいない。
ハワイ挙式をしたこの夫妻にとっては、このパーティこそが披露宴であり、二次会でもある。だから、一生の思い出に残る(式に比べれば薄いかもしんないけど)訳で、くだけすぎてグダグダにもしたくないし、堅苦しすぎてもなんだかイマイチなのだ。
新郎新婦や幹事からはプレッシャーなどかけられていないにも関わらず、そういう変なこだわりを自分の中だけに持ってしまった所為で、一人で不安になる要因を作ってしまったのだが、幸い土壇場になると開き直ってしまう性格なので、「ゲストはこちらの進行のことなんか気にもしないもんだ、どーにかなーるなる」と諦めがついた。
そうなると物事はうまくいくもので、幹事や受付の素早い対応のおかげで進行も滞りなく、楽しく盛り上がり、無礼講にも成り過ぎない、アットホームなパーティになった。これは、新郎新婦の人柄が良く、ゲストである友人知人に恵まれたおかげだと思う。先月のもう一件の披露宴、会社の同期Kの披露宴の時にも思ったが、やはり友人というのはその人となりがダイレクトに反映されるようだ。類は友を呼ぶ、ということだろう。
ひるがえって、自分はどうだろう、と少し心配になった。
あの日司会をやっていた奴はおかしな奴だった、新婦の友達の趣味はおかしいんじゃないか、なんて言われていなければいいけど…。