ここ一年半ほどアトムなモノづくりの同世代デザイナーとよろしくやっていたせいか、ウェブ界隈の集まりから足が遠のいていたので、リハビリに行くつもりで勉強会に行って来ました。
今回参加したのは『俺聞け4』こと『俺の話を聞け』の4回目。
主催の増永さんのお人柄か、テーマも「あなたにとっての当たり前がみんなにとっての驚き」ということで、発表する人のありがたーいお話をみんなで拝聴する…のではなく、発表する人と聞く人がフラットな立ち位置で楽しめる会です。
個々の発表内容は私がくどくど書くより公式の開催レポートを見ていただいた方が早いです
【開催レポート】『俺聞け4』を開催しました #orekike
個人的に最も印象に残ったのはtab…ではなく、zshですね。
GUIではどうにもならなくなったとき、ターミナルでお世話になっているこの「zsh」。何て読むんやろー?と思っていたんですが、ゼットシェルと言うらしい。これが分かっただけでも大収穫。
とはいえデザイナーのお仕事ではlsとcdくらいしか使わない(そもそもターミナル起動する時って万策尽きたあとの最終手段だったりする)し、左手をキーボードに、右手をマウスに置いているのが常態なので、右手をキーボードに持ってくる方が時間がかかるんよな…とか。まぁいいや。
次は、日本酒。セッション聞いている間にTwitterでおにゃのこ二人がかりで日本酒プッシュされたのですっかりやる気になり、昨日1本買ってきて晩酌しました。お勧めの銘柄がなかったので、酒屋の奥さんに似た系統の味のやつを選んでいただくなど。
「雪の茅舎 純米吟醸」っていうのをいただきました。白ワインみたいな味でおいしいれす。
バーテンダーをやっている弟によると、少しライムを搾ると飲みやすくなるとのことです。そういうこと知ってるなら早く教えて欲しかった…。
平日はおちょこに1杯飲んで、酔わないうちにやめておく、そのかわり毎晩飲む、というマイルールを定めました。すばらしく健康的。きっと来年の雪山合宿に行く頃には良い感じにこなれているはず…!
それはさておき。
この会について、発表する人のスタート地点という位置づけがなされていますが、今回行ってみて思ったのは、この会は発表を聞く人の練習場所でもあるなぁということです。
初めて参加する勉強会などほとんど知った人がいない状態で他人の発表を見る時、じっと自分の存在を押し殺すようにして、どんな話が行われていようと微動だにしない、表情も変えない人がいます。
知らない人がたくさんいるところで、聞き手とはいえ他のオーディエンスと違うリアクションを取ってしまったら恥ずかしいです。そこ笑うとこちゃうねん!という空気になったら恐ろしいですね。特に大阪ではおもしろくないことは死を意味しますし(!)。
そうしてとにかく反応するまいとして息を潜めている人、います。
私も何回かマイクを持ってKeynote操作しながら喋ったことがありますので、そういう人が何人も無表情でじーっと見つめて来る状態に置かれたことがあります。喋る方としてはけっこう…いや、かなりツライです。
そういう風に無表情で聞いてしまう自覚のある人は、ぜひ『俺聞け』のような勉強会で、発表内容を楽しむ、そして楽しんでいることを表情や笑いで表現することで、スピーカーと一緒にプレゼンを盛り上げる技を習得していただきたいと思います。
『俺聞け4』に参加しました
2013年2月19日