「天満天神の水」を飲んでみました

2014年7月28日

7月の初旬、こんなニュースを見ました。
【大阪日日新聞】「天満天神の水」復活 大阪天満宮
江戸時代は大坂の名水として有名だった天神の水が復活するという話。今年は京都・大阪の祭絡みではやたらと復活が流行っており、京都・祇園祭の後祭復活、大阪・いくたまさんの夏祭りでの御鳳輦と渡御列復活ときて、最後がこちらの天神さんの境内にある井戸水の復活です。
神事の清めの水に使う他、ペットボトル6,000本を祭に向けて生産するとのこと。
「できれば飲んでみたいけど、氏子の方や商店街など関係者で配って終わりやんなぁ〜」と同じくニュースに反応していた香月さんと話しておりました。
大阪天満宮は会社から大川を挟んだ対岸にあり、歩いて20分ほどで行くことができます。今年は数年ぶりに会社帰りに宵宮を見ることにし、人ごみの中を普段の1.5倍近くかかって境内まで行きました。
天神祭の宵宮は毎年7月24日と決まっていて平日のことも多いのですが、近隣の会社にお勤めの方、商店街の方、天満界隈やその他大阪市内の住民の方、夜店を目当てに電車を乗り継いでやって来る若者など、けっこうな人出があります。それでも本宮の船渡御と奉納花火に比べればまだマシです。普通に歩けるので…。
境内に設けられた講の詰所では講ごとにデザインの違う手拭いや巾着などが販売されていて、この日鞄の肩掛部分に食い込み&汗対策で巻いていた手拭いも鳳神輿講の詰所でいただいた手拭いでした。毎年のように見に来てると手拭いだ団扇だと地味にアイテムが増えて行きますね…。
各講を回ってきれいに飾り付けされたお神輿や神鉾、錦旗などを見つつ写真を撮っていると、詰所に集まっていたおじさまたちが「おねーちゃん、お水いらんか。天神さんの水やで」と声をかけてくれました。「水あるんですか!」と思わず食いつくと「1本150円な〜」と意外にも普通のペットボトル飲料なお値段設定。てっきり200円くらいすると思ってたですよ。
思わず「うーん」と考え込む私を見て戸惑うおじさまたち。「ほな3本ください」と言うと「えっ…」と一瞬引かれました。デスヨネー。まさか一人で来て水ばっかり3本も買うと思いませんよねー。
1本目はすぐ飲む用、2本目は家族用、3本目は予備(横流し用ともいう)です。
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こちらがすぐ飲む用。ホンマにすぐ空けて飲みました。
井戸水だけあって甘いというか口当たりがまろやかでした。この水を使ってお酒を造っていたと言うのもうなずけます。
春には梅酒の品評会が行われる大阪天満宮ですが、そのうち天神の水を使った日本酒の会が開かれるようになるかもしれませんね。