週末台湾旅行(準備編)

2015年9月6日

8月21日(金)〜23日(日)の日程で週末台湾旅行に行ってきました。21日の夕方の飛行機だったので、3日ではなく2.5日くらいの感じでしょうか。
参考になるかどうか分かりませんが備忘録的なものを書いておきます。
 
1.今回の旅のテーマ「低予算&完全自由行動」
個人旅行のパッケージツアーが一般的になった昨今ですが、H.I.Sなどのツアーで未だ厳然と残っているもの。それは「指定ホテルから宿泊先を選択せねばならない」と「必ず行かなければならないおみやげ屋さんタイム」のふたつ。前者はともかく、後者は私にとって許しがたい存在です。
ワタクシがこの世で一番嫌っているものが「選択肢が限定されること、不自由であること」です。いわゆる古典的自由主義者なもので。
なので、今回はパッケージツアーを選択せずに全て自分で手配することにしました。
Skyscannerで大体の料金傾向を見て、盆休み明けの少し値段が下がった時期に日程を設定します。7、8月の台湾は台風シーズンであまりオススメではないようなのですが、マンゴーの旬はこの時期だし、マンゴー食べたさ重視で出たとこ勝負に出ることにしました。
LCCを利用するのは初めてで勝手が分からないため、ジェットスターと迷ったものの関空を拠点にしていて大阪弁が公用語なピーチアビエーションを選択し、サイトから予約。ついでにグローバルデータのレンタルWiFiの申し込みもします。
次に宿です。
今回のメインは何と言っても台北にある国立故宮博物院。少し前に収蔵品の一部が東京国立博物館に来た時も人気アトラクション並みの大盛況だった、世界トップクラスの博物館です。収蔵品を見るのに普通の3倍近く時間がかかる私です、午前中から夕方まで館内に居るつもりで行かねばなりません。
ここへは市内からMRTで士林駅まで行き、そこから路線バスに乗ります。ということは、士林駅周辺の宿を取れば少々朝ゆっくりでも午前中に到着できる!
そこで、士林駅周辺のゲストハウスを探し、パピヨンステイという駅徒歩3分の宿を見つけました。こちらは日本語対応していただけるとのことで、ゲストハウス初体験でも行ける!と思ったわけです。問い合わせのメールを送り、1週間前から予約できるとの返事をいただいてお盆休みに入ってから予約を取りました。
 
2.行き先の情報を集める
とりあえず行き帰りの手段と宿を確保したので、次はとりあえず定番の『地球の歩き方 台北 2015~2016』を買って一通りパラパラと見ます。行ってみたいところ候補に付箋を貼りつつ市内の交通を見ると、MRTとバスが主要な足であると。
必要かどうかは分からないけれども『台北等公車』と『Taipei Metro (MRT) 台北捷運』のふたつのアプリをiPhoneにインストールして操作方法を確認しておきます。
あと、中華民国観光局が出している観光情報アプリ『旅行台灣』もインストール。このアプリは年間の行事予定やモデルコースが網羅されている他、現在地から各観光スポットまでの距離などを出してくれます。政府公式のアプリなので掲載内容は間違いないです。
他に現地通貨の感覚に馴染むまでのツールとして『Clear Currency』を入れておきました。
最初の3つのアプリは繁体中国語ですが、漢字ベースなので中国語ができる人でなくてもなんとなくで使えると思います。
 
3.中国語リハビリ
今回、1人で旅行に行くと決めてから一番不安だったのがこれです。
大学を卒業して10年以上経ちます。学生時代は毎日授業で喋ったり聞いたりしていた中国語ですが、今の生活で喋る機会はほぼ皆無、ネットで記事を読むか映画やドラマを見る程度。こんな状態で迷子になったりトラブルになったらどうするんだと。
経験上、相手の言っている単語を全部聞き取れていなくても勘所さえ聞こえれば前後は文脈から類推できるということは分かっていたので、「単語が全部聞き取れなくてもパニックにならずに話題を理解する」リハビリをすることにしました。
リハビリを始めた当初、5月頃は学生時代に使っていたヒアリング教材を聴いていたんですが、単調で面白くないし短文ばかりで聴いてると覚えてくるんですよね…。
そこで台灣のラジオ局のアプリ『Hit Fm Radio』をインストールして会社の行き帰りに聴くようにしました。聴き始めた当初は全然聞き取れなくて涙目に。現地放送局ゆえにヒアリング教材の比にならないスピードと言い回しの分からなさ。ニュースと天気予報だけはそこそこ聞こえましたが、DJとゲストのトークタイムは惨敗です。そりゃ日本語を数年勉強してしばらく使ってなかった人がFM802(大阪のラジオ局)を聴いてるようなものですからしょうがないと言えばしょうがないのですが…。
そんなこんなでラジオ放送を聴き続けて2ヶ月ちょっと「多分この話題を話している」という類推はできるようになり、いよいよ出発の日がやってきました。